【ブログ】やる気がある子に育つには〜「やってみる?」

子どもがハマるお手伝いは、分ける、並べる、運ぶなどプロセスの中にある「動き」に秘密がある、というのが前回の話。でも、うちの子はやる気がない、遊びたくてお手伝いはしたがらない、と思うかもしれません。

私も問題は子どもの側にあると思っていました。今思うとポイントは子どもではなく自分にありました。

振り返ってみましょう。

子どもが「やらせて!」と来たとき、「ダメ!」「やめて!」「遊んでて!」と言っていませんか?
子どもに「やってみる?」と聞いたことはありますか?
「お手伝いしなさい!」「お片付けして!」と言っていませんか。

自分で考えて行動できる自立した子になる出発点は「自分で選ぶこと」なのです。
モンテッソーリ教育では「自己選択」を大切にしています。人に言われてやることは大人でも嫌なものですものね。

振り返ってみると、
やる気を見せた時は「ダメ」と言い、
やる気のない時に「やりなさい」と言って、子どものやる気が失せる、
そんな繰り返しだったように思います。😅

やりたい、と自分から意欲を見せた時はまずはチャンスです!
困ったな。時間がないのに、と思う時が多いと思いますが、グッと言葉を飲み込んでみましょう。

「やってみたいのね」。
まず気持ちを受け止めます。そしてどうすれば小さな子どもでもやれるのか工夫してみましょう。
プロセスの一部を取り出す、やりやすい道具を用意する、やり方をゆっくり見せる。
そして最も大事な一言。

「やってみる?」

意外と大事なのですが、「やらない」という選択もOK。イライラしないこと。
やってみる?と聞いた時は、やる・やらないどちらの返事も認めることが大切です。

今日はその気分ではなかった、他にやりたいことがある、その動きに興味をもつ成長段階ではない。理由はいろいろ。
気にせず、親が真剣にあるいは楽しそうにやっている姿を見て、時期が来たら「やってみたい!」と言うかもしれません。

ちなみに、自分が使ったおもちゃを片付ける時など、「やらない」「嫌」と言われたら困る場面の時は、「どっちにする?」(どっちのおもちゃを先に片付けるかなど)と聞き方を変えます。

どんな小さなことでもいいから、自分で選ぶ経験の積み重ねが、やる気や最後までやり通す根気、次の経験に向かうチャレンジ精神につながります。

小さな子どもがお手伝いしやすい工夫。子どもが選択しやすい聞き方。
どれも大人の側のクリエイティビティが問われます。
うまくハマると達成感があって、子育て面白い!って感じられますよ。
いろいろ工夫を楽しんでみてください。
(ヨーコ)
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2021-05-10 | Posted in ブログComments Closed 

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