【レポート】すぎなみの魅力を発見! 対話と街歩きでマップ作り第3回(20221210)
私たちが住む”すぎなみ”ってどんなところ?それぞれの”すぎなみ”を対話と街歩きで共有することで、杉並区の魅力を発見する全3回のイベント「すぎなみの魅力を発見!対話と街歩きでマップ作り」。第2回の街歩きは雨で中止になってしまいましたが、第3回目は透き通るような青空のもと、12/10(土) にまちサロンおきやんちさんで開催しました。
第3回のテーマは「わたしたちのすぎなみの良さを知る」。第1回参加者のすぎなみのおすすめスポットを軸に、私たちだけのMAPを更新していきましたよ!
知りたいことはまちの誰かが知っている、このコンセプトから立ち上がった「まちの持ち寄りカレッジ」略して「まちカレ」。この2シリーズ目が「すぎなみの魅力を発見!対話と街歩きでマップ作り」です。1シリーズ目のパパビギナークラスの様子はこちらから。 |
下は0歳から上はなんと90代と幅広い年齢層での開催となった今回のイベント。それぞれの視点からみたまちの姿を知れるなど、日頃なかなか接点が持ちづらい世代同士が触れ合う、とっても貴重な機会となりました。
1.緑と水源に恵まれたまち、それがすぎなみ
杉並在住歴が数十年にもわたる先輩たちが多く参加された最終回。かつての緑豊かで風情漂う杉並の姿をたくさん共有してくださいました。
- 昔は桃園川があって、川辺でよく遊んだものだよ。今は桃園川緑道になっているね
- いまはすべて暗渠(あんきょ)になっている井草川。井草川本流の上は井草川遊歩道になっていて、妙正寺川と井草川沿いの緑道は、自然と科学の散歩道と呼ばれているね
- 阿佐ヶ谷駅の前は映画館がいくつもあったんだ
- おきやんちのすぐそばには、近藤勇が身を潜めた玉野家があるよ
子育て世代やまだ杉並に越して間もない参加者からは「え!そんな場所があったの!?」と思わず前のめり。「まだまだ聞き足りない。緑豊かで歴史があって美味しいものがある街ですよね」とのお声もいただき、1時間半では話足りないぐらいに会場の熱気は高まっていました!
2.もっと知ってほしい!あたたかな心遣いと繋がりがまちの最大の魅力
今回のイベントで一番印象的だったのが参加者同士の温かいやりとり。パンフレットや地図を眺めるだけでは決して触れることのできない、温度のある情報をたくさん伺うことができました。
とりわけ印象的だったのは、「駅から少し離れたおすすめスポットってありますか?」という参加者の方からの質問。普段の生活だと慣れ親しんだ場所の往復になりがちなところを、今回杉並に在住歴の長い大先輩たちから色んなスポットをご紹介いただきました。
例えば、
「荻窪にあるaruiteruはお子さん連れに優しいお店だよ。甘いものも食べられるし!」
「善福寺川緑地にあるヒコーキ広場はどうかな?キッチンカーが来ることもあるよ」
「ベビーカーでのお散歩には、井草川遊歩道もおすすめ。綺麗に整備されているし、沿道には小さな公園もある。いろんな植物も植えられていて目にも楽しいわ」
堰を切ったように話し出される皆さん。ご自身の思うおすすめスポットだけでなく、ご質問された方がママさんであったことから、ママさんが知りたいことって何だろうとご配慮いただきながら発言される方も多くいらっしゃいました。自分たちの住む街の良さを惜しげもなく共有してくださるその様子に、運営側も思わず笑顔に。中にはイベント後におすすめの公園を書き留めた付箋を手渡される参加者の方も!人情味あふれるやり取りに、人とつながる温かさをじんわりと感じました。
3.こどもスペースの様子
参加者と一緒に来てくれたのは1歳 11 か月ちゃんと2歳ちゃん。一緒にこどもスペースで過ごしました。
1歳ちゃんは来てすぐに泣き出してしまい、ママにしがみついて離れられないです。 それでも、画用紙とクレヨンを出すと、ママの膝の上ですが、泣き止んで上手に線や丸を描くことができ ました。
ママの膝の上に乗ったままで、ジェンガやカプラを触ったり、アイサイトを眺めたりしているうちに、 ママの膝から降りることができました。 ここでパパ登場。しばらくしてパパが来たことに気がづくと、パパの方に行きパパの膝の上を占領です(笑)。
まだ保育園にも行っていないとのことで、きっと大勢の大人がいて、びっくりしたのだろうと思いますが、1 時間半で順応して笑顔をたっぷり見せてくれました。
2歳ちゃんは、来てすぐにママとパパと離れていても平気のへっちゃら!すぐに中学生スタッフと 2 人で遊び始めます。1歳ちゃんが使っていたクレヨンが気になってお絵描きをしたり、型はめパズルもお手のもの。
なにがすごかったと言えば、中学生と共同制作のカプラの大作! まず、カプラを上手に並べたり立てたりできます。そのうちに、中学生がカプラの作品の写真を見せて、「これを一緒につくろう!」 と提案すると、うんうん、納得の様子。ふっと隣を見ると・・・もうすでに 大作がほぼ完成しています。2歳ちゃんがカプラを 1 枚づつ中学生に渡してくれていて、その様子に感激しました。最後は一番上に、1 枚づつそーっとカプラを載せていく様子がとても愛らしい2歳ちゃんです。
4. 参加者の感想
ご参加いただいた方からは、下記のような感想をいただきました。子育て世代の方からは、
「東京でも話しかけてくれる街があるんだと思った」
「引っ越してきてよかったと感じた。つながりもすごくある街なんだと感じられた。ネットで調べればまとまっていると思うが、温度のある話を聞けたのが貴重!」
とすぎなみの新たな魅力にお気づきになられたご様子。ベテランの皆様からも
「こだわりがある人がいっぱいいるのが杉並という街」
「どこかのテーマパークにいくのもいいけど、もっと杉並の良さを親子に知ってほしい。つながりを作っていけたらもっと住みやすくなるし、地域が笑顔になると思う」
とすぎなみに縁を持つ方同士で、今後も繋がっていけたらという前向きなお言葉をいただけました。ご参加いただいた皆さんとの集合写真はこちらです!
参加者の皆さんと作り上げたマップは唯一無二の大切なものです。まちのおやこテーブルとしても、今回皆様からお聞きした素敵なスポットたちを何かしらで共有できないかと思いをはせているところです。
2022年は「すぎなみ」を軸に、全3回でお送りしました。知りたいことが知れるだけではなく、新たな出会いを生み出せるのも「まちカレ」の魅力です。2023年の開催もどうぞご期待ください!