【レポート】まちのおやこテーブル@カフェスロー(20160428開催)
朝から雨が降りしきる中、何とか小雨になって始まった今回の会。
大人13人、子ども17人が集まりました。
開催場所は、記念すべき第1回開催を快諾してくださったカフェスロー。私たちのホームともいえる大切な場所です。
「大きくなったね」とカフェスローのHDさんが和やかに出迎えてくれます。
これまで子ども用の食器を用意することもありましたが、今回は、お店がお客様に出している普通の食器を使わせてもらいます。
子どもたちにお皿やコップをどう運ぶか、一人ずつに見せたことで、子どもたちは一枚一枚大切に運んでくれました。3歳も、7歳も1枚ずつ。一枚も割れませんでした!
今日のメニューは、
- じゃが芋と高きびバーグ 自家製トマトソース
- 切干大根と小松菜のナムル
- ごぼうと人参の粒マスタードマリネ
- 大根とエリンギのバルサミコ煮
- 玄米おむすび 人参梅/ドライカレー
「いただきます」の前に、お料理を作ってくれたMRさんに呼びかけ人からインタビューする形で、今日の食材がどこから来たか、紹介してもらいます。
「ナムルって知っていますか?日本に一番近い国の食事です。どこでしょう?」
「韓国!」
「バルサミコは、サッカーが強い国から来ました。どこでしょう?」
「ブラジル!」
「もう一つ別の国。スパゲッティ―の国・・・」
「イタリア!」
楽しく学びながら、心を込めて「いただきます」ができました。
「ごちそうさま」の後は、大人と子ども、それぞれの時間。
子どもがキッズスペースで楽しんでいるつかの間、
大人はおしゃべりを楽しむのも良し、ミニトークでまちとの出会いを楽しむのも良し。
今回のミニトークは、「初めての地域通貨ぶんじ」。
聞いたことはあるけど見たことがない。どうやって使うのかな?
素朴な疑問を胸に、中心メンバーの一人、カフェスローのMMさんを囲んでお話を聞きました。
出会いの印にひとり一枚ずつ、ぶんじをいただきました。
よく見ると、デザインが少しずつ違うことを発見。
地域通貨のこと、ぶんじの使い方、ぶんじを始めた方々の思いなど、丁寧に教えて頂きました。
「ありがとう」の言葉は、2人だけの事。それが、ぶんじの裏面に書かれることで、「ありがとう」が他の人に渡り、街をめぐる、とMMさん。
使い方はお店によりますが、「美味しかったです!」などのメッセージを書いて、お支払の一部にぶんじが使えるそうですよ。
受け取る側のお店の思いはどうなのでしょうか。
お客様というよりは同じまちの人として話せるきっかけであり、お店が愛されているバロメーターでもある。つまり、お店の喜びでもある・・・。
お金でもあり、メッセージカードでもあるぶんじの温かさを感じました。
受け取ったぶんじの裏を見て、誰が誰にどんな思いを込めたのか、見るのも楽しいですね。裏面のメッセージがすべて書かれたぶんじは「コンプリートぶんじ」と言うそうで、マニアになった気分になりました☆
ぶんじの話が聞けてよかった!と言ってくれた参加者の方。参加者の顔が、始まる前に比べてリラックスして、和気あいあいになっていた姿が印象的でした。
◆キッズスペース
モンテッソーリの先生で呼びかけ人の深津高子さんとKRさんがキッズスペースで子ども達を見守ってくれました。
3歳児もキッズスペースづくりを夢中でお手伝いします。
いつも人気の小麦粉粘土ですが、今回さらに人気だったのが三つ編み。あや取りの紐を作るために三つ編みを一人の子に作ってもらっていたら、他の子ども達も「やりたい!」。女の子も男の子も没頭していました。中には指編みをする子や、「初めて三つ編みできた!」と声を大きくすることももいました。
一番慌ただしく、一番プッツンとなりやすくて、
でも本当は会話を大事にしたい平日の夜を一緒に過ごすことで、
ちょっとした息抜きの場&まちの人・コトと出会うきっかけの場がまちのおやこテーブル。子どもも、遊び相手もいて、出番もあって。まちのおやこテーブルらしい時間を過ごせました。
参加してくれた皆さん、まちのこを見守ってくれたKRさん、カフェスローの皆さん、ありがとうございました。