おとなと過ごすこどもの空間sumicco始めました

sumiccoのシンボルマーク(デザイン:アトリエやなぎの木)

sumiccoとは?

sumiccoは子どものための空間を街なかのお店に作ることにより、大人と子どもが同じ場所で楽しく共生できる街を作るプロジェクト。

子どもが大好きなスミッコのような場所にこどものための小さな空間をつくることで、大人と子どもが同じ場所にいながら快適に過ごせる場づくりをお手伝いしています。

sumiccoが一般的なキッズスペースとは異なるのは、モンテッソーリ教育を参考に子どもがの発達に合わせて選ばれたおもちゃが用意され、そこで子どもが手を使うことで落ち着いて過ごし、周りの大人も快適に過ごすことができることです。

※お店によっては常設コーナーではなく、必要な時にコーナーをセッティングするところもあります。


sumicco体験談

sumiccoという空間があることで、お客さん、子ども、お店の方にご好評いただいています。

●利用者の声
「初めてゆっくり食後のコーヒーが飲めました!」
「sumiccoがあるから安心してワークショップに参加できました!」

●お店の声
「お子さんがsumiccoで過ごしているので、お母さんがいつもよりゆっくり食事をしていました。」
「sumiccoで遊んだお子さんが、次の来店を楽しみにしてくれるようになりました。」

また、
「sumiccoがあるお店でイベントを開催したい」
「子どもが使っていたおもちゃでsumiccoで使えるものがあれば使ってもらえたら嬉しい」

等、sumiccoをきっかけにお店・お客さん・子どもの関わりに広がりが生まれています。

sumiccoマークを見かけたら是非お店に入って使ってみてください。

でみcaféのsumicco(左上)、カフェLacunaでのイベントの様子(右上、左下、右下。写真提供:かていかや)

子育て中に感じたしんどさ

「子どもが騒いでしまうかも・・・。」
「騒ぐと周りのお客さんが迷惑に感じるかもしれない。」
「「子どもを連れてまで来なくても・・・」と思われるのではないか。」

などなど、小さなお子さんと一緒のお出かけは、持ち物が多いという物理的な大変さもありますが、心理的なしんどさも伴うことは、多くのお母さんから聞いた話です。私自身、小さな子どもとの外出は気疲れしてしまい、出産前は当たり前に行っていた場所に気軽に行けなくなることが、知らず知らずストレスになっていた気がします。

でも、日常生活で行くお店に、たとえ小さくても子どものための場所があれば、あのお店は子どもを受け入れてくれ、一緒に連れて行ってもいいのだと安心してお出かけできるのではないでしょうか。

sumicco利用シーンイメージ(デザイン:アトリエやなぎの木)

子どもの見方が変わった出会い

sumiccoのおもちゃ選びや空間づくりは子どもの育ちを考慮しているモンテッソーリ教育を参考にしています。お店等の公共スペースで子どもが楽しく過ごせることと、他のお客様も大人の時間を楽しめることを両立する空間デザインは、モンテッソーリ教育からインスピレーションを得ています。

私がモンテッソーリ教育を知ったきっかけは、国際モンテッソーリ協会(AMI)公認教師Fさんとの出会いでした。

当時、暮らす街で親子が緩やかな顔見知りを作る場づくりを始めたいと思い、友人の紹介でFさんに相談した時です。「子どもはキッズスペースで遊ぶだけ、食事や配膳は全てお店や親にお任せ」というやり方に疑問を示され、子どもとともに場を作る、その活動自体が子どもの成長にもなる、というアイデアを頂いたのでした。

乳幼児は大人がお世話するもの、と当たり前に思っていたところ、そもそも「子どもは一人でできる力を持っています。」、「あれもこれも先回りして大人がやってしまうのではなく、やり方を丁寧に見せると子どもはできますよ。」、「できたことをすごい!と褒めることは子どもにかえって失礼です。」Fさんの言葉は衝撃的でした。

子どもの一人でできる力を信じること、物の高さや大きさ、材質など、子ども目線で使いやすく動きやすい環境を整えることで、子ども達がどんどん一人でできるようになり、自信を持っていく。子どもの力を尊重することは、結果的に、親が手や口を出すことが減り、子どもが楽しく遊んでいる間に自分の時間が持てるようになることを自分の子どもや地域の子どもとの関わりで実感し、子育てがグンと楽になりました。

sumiccoは、子どもが興味を持ちながら手を使って遊べるおもちゃが並び、子どもが自由に選び、自分で元に戻しやすい空間です。


「邪魔者」でも「お子様」でもなく、子どもと共生できる空間を

「小学生以下のお子さんお断り」
「ベビーカーでの入店はお断りしています」。
今でもこのような貼り紙を目にすることがあります。

「子どもは騒がしく、走り回るもの。だから、周囲のお客様の迷惑にならないように、子どもは子ども、大人は大人で場所を分ける。」。私たちの社会は「大人のための場所」と「子どものための場所」を分けることで「平和」を作ろうとしているように感じることがあります。逆に子どものための場所は、子どもが好き放題に遊び、親やスタッフが片付けている場所やイベントが多いように感じます。

sumiccoでは街中(まちじゅう)を「子どものための場所」にするのではなく、大人と同じ場所に、小さくてさりげないけれど子どもの発達を考えてデザインされた子どものための空間を作ることで、子どもが落ち着き、周りの大人も快適に過ごせる空間を作りたいと思っています。

大人の本棚と子どものコーナーが並ぶオランダの駅の待合室(写真提供:深津高子さん)

簡易スロープがあることで、車椅子の方が通勤電車に乗って外出することが当たり前の風景になりました。同様に、sumiccoが子どもと子育て中の親、周囲の大人の架け橋となり、当たり前に共生できる街を目指しています。

sumiccoは保育のプロや専任スタッフが見守る空間ではないので100点の空間ではありません。でも、sumiccoがあることで、子どもと共生できることを多くの大人の方が体感できる、そんなゼロからイチを目指したいと思っています。「あなたは街にwelcome!だよ」と子どもが感じる社会をともに作りませんか。

(文責:ヨーコ)


シンボルマークについて

sumiccoの趣旨に賛同しているお店だよ!と一目でわかるシンボルマークがあるといいね、と色々な方からアドバイスをいだきました。

(1)子どもと大人が共生できる場所であること
(2)子どもがウェルカムであること
(3)特定の業種を想起させるシンボルは使わないこと、そして
(4)「親子のためだけのお店」ではないこと(一般のお客さんが来店しにくくなることがないように)。

これらをどういう形で表現するか色々悩みましたが、「大人が少しかがめば、子どもと楽しく共生できる」という思いを、私の友人でもあるアトリエやなぎの木さんが、ポップなハイタッチとして見事にデザインしてくれました。


sumiccoパートナー店

Lacuna

最寄りはJR西国分寺駅。住宅街にある憩いのカフェ、味もボリュームも十分のランチもオススメ。Instagram:@lacuna_cafe 住所:東京都国分寺市泉町3-27-8

お店から一言:sumiccoを設置し、お子様連れでいらっしゃったお客様から、「初めてゆっくり食後のコーヒーが飲めました!素晴らしいセットですね!」という一言がとても印象深いです。sumiccoがあることで、大人も子どもも自分だけの時間を少しでも持てるすばらしさが広がっていけばいいなと思います。

Lacuna店長 小笠原光子さん、スタッフ了子さん

カフェといろいろびより

最寄りはJR国分寺駅。日替わり店主さんによるカフェ、作家さんのギャラリー、イベント・ワークショップが目白押し。毎日行っても楽しいコミュニティースペース。住所:東京都国分寺市南町1-14-7 プラウド国分寺1階


お店から一言:sumiccoがびよりに来てくれた日、子どもたちが駆け寄って、おもちゃを手にして遊び始めました。お店のほんの片隅だけれど、そこには子どもたちが自由に遊べる世界があります。びよりに来たら、今日のsumiccoには何があるかが楽しみになる。おとなも子どもも心地よく、一緒に過ごせる場所になりたい。そんなびよりにsumiccoが来てくださったことを感謝しています。

カフェ運営者 NPO法人ツナグバツクリ代表 鎌田菜穂子さん

でみカフェ

最寄りはJR武蔵小金井駅。ギャラリーコーナーもある音楽・アート・福祉が融合するカフェ。優しい味のスープが一押し。住所:東京都小金井市本町6−5−3 シャトー小金井2階


お店から一言:sumiccoはお店と子育て中のママさんやパパさんとの距離をいい感じに近づけてくれました。ママが安心してワークショップやコーヒーをゆっくり楽しめる、景色を眺めてほっこりできる、そんな素敵な時間もプレゼントしてくれます。

カフェ店主 嶋岡秀美さん

sumiccoプロジェクトチームメンバー

国分寺在住のメンバーと協力者、パートナー店の皆さんと一緒にプロジェクトを進めています。

  • ヨーコ(sumicco発起人、まちのおやこテーブル呼びかけ人)
  • 小笠原光子(カフェLacuna店長、まちのおやこテーブル呼びかけ人)
  • アトリエやなぎの木(柳瀬佳苗)(デザイナー)

協力)

  • 深津高子(国際モンテッソーリ協会(AMI)公認教師、ピースボート「洋上子どもの家」アドバイザー、まちのおやこテーブル呼びかけ人、国分寺在住)
  • 永村洋子(国際モンテッソーリ協会(AMI)公認教師、モンテッソーリ前原こどものいえ勤務、国分寺在住
2019-05-10 | Posted in お知らせComments Closed 

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