【レポート】まちのおやに聞く〜グラフィックデザイナってどんなお仕事?(20170707)
平日夜のまちのおやこテーブル。カフェといろいろ びよりさんと嬉しい共催で、初南町開催でした。七夕の金曜夜に、大人11人、子ども13人が集まり賑やかな夕食どきを過ごしました。
早めに集まった呼びかけ人とまちの子は、会場準備。あらかじめ書き出してあるお手伝いからやりたいものを選び、一つずつ終えていきます。
「この部屋には入らないで、の貼り紙もあった方がいい」、「プログラムは紙に書くより、せっかくあるホワイトボードに書いた方がいいのでは?」。お手伝いの中にも参加者目線で提案もしてくれるようになりました。大人にとっては心強い場づくりの仲間です。
受付はいつも人気のお手伝いですが、小学生は幼児さんに譲るようになりました。今回は初参加の方がいつもより多かったので、「名前シールを書いてくださいー。」など、まちのこは張り切って説明します。お手伝いが終わると、キッズスペースへ。モンテッソーリの先生が年齢に合わせて用意した玩具で遊んだり、呼びかけ人が用意した「こくベジ」(国分寺産野菜のブランド名)の紙芝居に熱中していました。
18:30に会場準備完了、お料理が並び、そろそろ会の始まりです。
「チリリーン」。ベルで合図をして子ども達と大人の参加者に、今日のプログラムとお約束を話します。今日のお約束は2つ。
- 会が始まってからは外に出ないこと(公園がマンション敷地に隣接しているため)
- お店の中は歩くこと(マンション1階の会場のため)
お食事はびよりの日替わり店主さんでもある養生カフェ aiiiさんのサイトウさんとマツイさん。野菜をふんだんに使って子ども達が食べやすい今晩のための特別なお料理を考えてくださいました。
- カレー
- 焼きそば
- グラタン
- 大豆とお肉の二種類の唐揚げ
- サラダ
- スイーツ2種
養生カフェ aiiiさんの紹介、今日のお料理の紹介、そして「野菜はこんなに小さな種から始まって大きな葉っぱに育つんだよ、不思議だね」とほうれん草の種を見せながら高子さんが説明。心を込めて「いただきます」をします。
まちのおやに聞くコーナーは国分寺のクリエイティブチームhesoのグラフィックデザイナーで活躍する澤田美野里さん。これまでの作品を紹介しながら、デザイナーとアーティストの違いを説明してくれました。
デザインのアイデアはどこから湧いてくるのでしょうか?
顧客の思いに耳を傾けることでデザインが湧いて来る、顧客の思いの強さに共感して生まれて来る、とのことでした。
まちのおやこテーブルのロゴの変遷をスライドで見せながら、決定版を生み出したプロセスも懐かしく振り返っていただきました。
参加者からは、「子どもが生まれるとアイデアを生み出すことに時間の制約が出て来るが、どうしているか」という質問がありました。
時間制約ができたからこそ、デザインを生み出すことに子どもが生まれる前より心が燃えるようになったという、美野里さん。キュートなお顔立ちから一見想像つかないプロ魂を感じました。
◆キッズスペース
モンテッソーリの保育士の深津高子さんと丸木佳里さんが見守ってくれました。今回は新しい玩具に子ども達は夢中。小学生はジェンガを高く積み上げ、勝負をしていました。幼児さんは、「ひみつ袋」。
ひみつ袋とは、モンテッソーリ教育の感覚教具の一つで、「中を見ないで、袋に入れた手だけで中身を当てる」というもの。袋の中身は、子どもにとって親しみのある物(例:洗濯ばさみ、小ビン、クルミ、ブロック、ミニ歯ブラシ、ミニちりとりなど)が二つずつペアになって入っています。2人の子どものどちらかが一個を出し、もう一人の子どもがそれと同じものを袋から出すというゲームです。同じ物が出てきただけで大喜びです。
一番慌ただしく、一番プッツンとなりやすくて、でも本当は会話を大事にしたい平日の夜。大人も子どもも思い思いの時間を過ごすことができました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、お片づけの時間。
19:30に「チリリーン」と合図をし、20:00に解散しないといけないこと、できればその前にみんなで自己紹介と感想シェアをしたいからお片づけに協力してほしいことを伝えました。
お片づけは、大人はお皿を下げることと会場の現状復帰、子どもはキッズスペースのお片づけとゴミ集めをお願いしました。正直に言うと15分でお片づけは難しいかなと思っていましたが、参加者、子ども達の頑張り、びよりのスタッフの皆さんに助けられてお片づけが完了。自己紹介と感想シェアタイムを設けることができました。
今回はこれまでと違ったエリアにお住いの方が初参加してくださったり、びよりで子供と夕飯が食べられたらいいな、と思っていたと言う方がいらっしゃったり。ホームページなどで見てくださっていて今回初参加だという方がいらっしゃいました。また、以前に開催したまちとの関わり方を考える講座の参加者がお友達と岐阜から赤ちゃんと一緒に参加!という嬉しい再会もありました。
参加された方に笑顔と出会いが生まれる場になったとしたら嬉しいです。次回は身近な草花を使って食べてみるイベント。9月10日です。お楽しみに。